男性の中性化について


性差を超えたエンタメ人気 社会モラル崩壊の象徴?
 性差を超えたエンターテインメントが世界的なブームだ。日本では中性的な男性タレントが大挙して出演するテレビ番組や、女性歌手のヒット曲を男性歌手がカバーした企画盤が人気を獲得。米ハリウッドでは男優が太った中年女性、女優が男性ロック歌手を演じ話題だが、「テレビ文化がけじめなき社会を作り上げた証明」と批判する専門家もいる。(岡田敏一)

 流行語「どんだけ〜」の生みの親で知られる美容界のカリスマ、IKKOさんや、華道家、假屋崎省吾さんら大勢の中性的な男性タレントが、最新ファッションや美容、グルメ情報などを紹介する日本テレビ系のバラエティ番組「超未来型カリスマSHOW おネエ★MANS」。

(略)

 こうしたブームについて、松浦亜弥さんのものまねなどで人気のタレント、前田健さんは「歌舞伎や宝塚歌劇のように日本では男が女を演じる文化があるが、最近のブームは女性受けを狙ったもの。今の芸能界では女性の人気を獲得しなければスターになれないですから」と分析する。

 一方、メディアの変遷などに詳しい東海大学文学部広報メディア学科の時野谷浩(ときのや・ひろし)教授は「テレビの登場以前は社会のモラルが明確だった。男は男らしく、女は女らしかった。そのけじめを壊したのがテレビ文化。社会秩序を破壊している」と批判的に見ている。

 確かに最近は、男性の中性化・女性化が目立つのは事実。ただ、最後の時野谷さんの「テレビの登場以前は社会のモラルが明確だった。男は男らしく、女は女らしかった。そのけじめを壊したのがテレビ文化。社会秩序を破壊している」というコメントは、あまりに紋切り型である。

 社会のモラルなんて、崩れては構築され、崩れては構築され、の繰り返しなんでない?それに、テレビに社会モラルを壊すまでの力ってあるのかな。もともと社会モラルがぐらついている所を、狙って壊しにいくのがテレビなのであって、視聴者の潜在的な支持の無いところに、テレビが何をどう煽ったって、どうにもなりゃしない。

 話を、男性の中性化・女性化に戻そう。

 上の記事では、本格的に中性を狙った人物しか採りあげられていない。しかし考えてみれば、随分と昔から、若い男性のルックス理想像は、女性的なものになっているのではないだろうか。

 例えば、ジャニーズとか、「お母さんといっしょ」で子供よりもお母さんから大人気だった弘道おにいさん。いわゆる「男らしさ」とは無縁のルックスをしている。それは、彼らが、とりたてて女性化とか中性化を狙っているから、というわけではない。間違いなく彼らは、見かけも中身も男性である。ただ、彼らには「おとこおとこした雰囲気」というものが無いのである。

 そういう意味では、「男性の中性化」というよりは、「男性性の稀薄化」というほうが正しいか。何れにせよ、「おとこおとこした雰囲気」は「マッチョ」として嫌われるのである。

 そういう下地は、かなり昔からあった。私の知る限り、古いところでは舟木一夫あたり。時代の制約から、現代ほど過激ではないけれども、悪く言えば「女々しい」。少なくとも、男らしさよりは、女性的な柔和さで売るタイプであり、石原裕次郎のワイルドさとは方向性が逆なのではないか、と思う。

 こういうのは、特に若者系・アイドル系で見られ、時代を下るほど顕著となる。郷ひろみなんかも、可愛いもんだった(これとか)。男性の中性化、あるいは男性性の稀薄化というのは、別に今にはじまったことではないのである。最近は、それらが更に進んで、ニューハーフ的なものが増えてきてはいるが、それはある日突然にそうなったのではなく、何十年も前から、そういうのが流行る下地は出来ていたのである。


※ちなみに、おすぎとピーコ系は、キワモノで売っている感じなので、ここでいう女性化・中性化には当てはまらない。


 で、時野谷さんのコメントに戻るけど、女性的な男性が流行るのは、別にテレビが流行らせているのではなくて、時代が「中性・女性的な男性」を求めているんですよ。「おとこおとこした」「汗臭い」「マッチョな」男なんて、いくらテレビでやってもキワモノ扱いされるだけです。いくらテレビでも、プロデューサーは打ち切りになるのが怖いから、「男性的な男」に時間を割くことはしないんです。

 では、何故、「おとこおとこした男」は人気ないのか。

 それは分からん。ただ、現代は、男性が男性らしくあることに、大した利点が無いのは確か。仮に「女性を守る」のが男性の仕事だったとしても、女性を守る最大の武器は「腕っ節の強さ」ではなくて「金」なのです。で、その「金」で何をやるかっていうと、女の子と食事をしたり、映画を見にいったり。「男性らしさ」の出る幕など、せいぜいスポーツをする時くらいですかね。

 それどころか、「男性らしさ」とは、太古の「獣時代の記憶」であるから、文明社会でスマートに暮らそうとすると、かえって邪魔になりかねないもの。あれやこれやで、「おとこおとこした男」が、その本来のあり方で賞賛されるようになるのは、当分先ではないでしょうか。




 かくいう私も、実は、女性的・中性的にイメチェンしてしまった。別に、テレビのアイドル並になろうとしているわけではないが、人生一度でいいから、女性的な外見になってみたいと思ってしまったのだ。正確にいえば、かなり昔から思っていたが、それを実行に移したのが最近、というわけ。やはり、そういう変なことができるのも若いうちだけだから、最後のチャンスと思って。

 髪の毛は、一番下が肩につくくらいになった。スキンケアは欠かさない(スキンケアは一般男性にもオススメしたい)。ヒゲもレーザー脱毛で処分。眉毛も細めはカット。時にはリップグロスなども。

 ちょっと私の場合はやり過ぎだが、自分の別の側面を発掘できたようで、非常に満足していたりする。他人の目は厳しいけど。


2007年10月09日(火) | 00:14:14 | トラックバック(0) | 社会

時津風親方、解雇

 最近、平日の昼間、家にいることが多いもんで(代わりに夜間とか休日が仕事)、ワイドショー、テレビショッピング(ジャパネットたかたがお気に入り)、地域局のアニメ再放送(トムソーヤの冒険とハクション大魔王)などをよく見ます。

 この前、ハクション大魔王に洗濯機が出てきましたが、これが相当な時代モノ。そこには脱水のためのローラーがついておりました。このローラーで脱水すると、せっかく洗った衣類がシワシワになり、もう一度洗濯しなくてはならなくなるんだよ、と懐かしく私に語ってくれた女性もいました。


いつごろ洗濯機って生まれたのかな?
 昔の洗濯機には、今から考えるとちょっとおもしろいものが取り付けられていたんだよ。2本のローラーで洗濯物をはさんで、ぎゅーっと水を絞(しぼ)るんだ。ハンドルを回すとローラーが回る仕組みで、結構力がいったんだけど、当時は随分(ずいぶん)便利だと評判(ひょうばん)だった。

 ハクション大魔王という漫画が、結構古い時代のものであることが、この洗濯機から分かるのですが、たとい機種としては古いものでも、カンちゃんの家に当たり前のように存在していることから、高度経済成長時代を遡らないことも分かるのです。

 wikipediaによれば、ハクション大魔王は、1969年10月5日から1970年9月27日まで(昭和44〜45年)の放映だそうです。私が子供の頃見ていたのは再放送だったもよう。ものすごい大人気アニメというわけでもないのに、地味に再放送が繰り返されたのは何故だろう? 



 ハクション大魔王の話になってしまったが、これは本題ではない。今、最もワイドショーでアツいネタ。それは、あの「時津風問題」である。このネタは、6月くらいから存在しており、報道もされていた。遺体には「根性焼き」の跡があったといい、単なる病死とは思えないので、私は結構注目していた。しかし、当時は新聞の片隅にちょっと乗ったくらいで、早々に世間からは忘れられてしまった。

 この話題が再び盛り上がるのは、父親が悲痛なる記者会見をして以降だろう。それまでの間、死者の家族が行政解剖を依頼したり、親方からアクセスがあったりして、材料は揃っていた。そして、それらの材料をもとに、序の口力士一人の死亡とは思えないほど、世論はヒートアップ。とうとう時津風親方は解雇となった。

 時津風部屋はいうまでもなく、不世出の大横綱・双葉山が現役時代に開いた「双葉山道場」が、直接のルーツである。現時津風親方は、元双津竜。この四股名は、双葉山から一字をとったものであろう。

 私は、最近相撲を見ていないけど、以前は結構好きで、様々な力士伝を読んでいた。なかでも、最も感銘をうけ、個人的に最強と思った力士が双葉山である(※)。だから、今回の騒動のような形で、時津風の名に傷がついてしまう(下手すると部屋廃絶)ことは、まことに残念でならない。

※江戸明治には双葉山を上回る勝率9割の力士がゴロゴロいた。しかし、当時は、優勝制度が無く、分け預かりで勝負がつかぬ土俵も多かった。そんな牧歌的時代にある彼らが、勝負にシビアで、実力伯仲の中を勝ち抜いてきた昭和以降の力士に勝てるとは思えない。大正の太刀山・栃木山くらいなら、双葉山より強い可能性も大きいが。


 金属バット。竹刀は、もともと人間を叩くために作られているから比較的安全だし、気合を入れるには、ある程度必要なものだろう。しかし金属バットは、野球の硬い球を叩くために作られたものであり、人間を叩くことは想定されていない。

 そういう危険なものが部屋にあったのは、一体、何故なのだろうか。当blogの読者で、どれくらいの人が、金属バットを自宅に備えているだろうか。本人or子供が野球をやっているのでない限り、金属バットが、家にある蓋然性は極めて低いのではなかろうか。もし時津風部屋に、金属バットだけがあって、グローブや球が無いというのなら、その金属バットは、野球以外の用途を目的としている、と思われても仕方があるまい。

 現・時津風親方は、自分は「死ぬほどの暴行は加えていない」といって、必死に釈明していた。その釈明が嘘だと、警察ならぬ素人が証明するのは難しい。しかし、「何故、部屋に金属バットがあったのか」という根本的な疑問に明確な答えが与えられない限り、時津風親方の言うことは信用されないないだろう。何せ、ビール瓶の件で、一度ごまかしているのだから。


 さて、現役力士の死亡は、当然のことながら今回がはじめてではない。時津風部屋以外にも例があり、多くは未成年である。

昭和62年以降・現役で死亡した力士

死亡年月/四股名/年齢/部屋/最高位/死因

S62・4/若鬼竜/16/時津風/三段目/虚血性心不全
元・10/榎田/18/高砂/序二段/急性白血病
2・2/龍興山/22/出羽海/前頭5/虚血性心不全
2・7/近村/19/九重/序二段/急性心不全

4・2/大威力/18/朝日山/序二段/心不全
4・3/琴干場/24/佐渡ヶ嶽/三段目/肥大型心筋症
4・7/魁士/15/放駒/序ノ口/心筋梗塞

8・10/若藤光/25/宮城野/三段目/心不全
10・3/剣晃/30/高田川/小結/肺出血
15・7/前田/15/北の湖/序ノ口/拡張性心筋症

16・8/吉村/17/田子ノ浦/三段目/多臓器不全
16・10/中渕/32/貴乃花/幕下/虚血性心不全
19・6/時太山/17/時津風/序ノ口/急性心不全

※注 これは、あるワイドショーで示された図表をテキストに起こしたもの。テキスト自体はネットからとってきたものだが、私は、ソースのワイドショーを見て確認している。

 しかし、これまで、現役力士の死亡というものは、あまり大きく取り扱われてこなかった(昭和40年代の玉の海のような大力士は別として)。今回、序の口力士の死亡が、ここまで話が大きくなったのは、あまりに遺体の傷跡がすさまじく、スキャンダルの様相を帯びてきたからであろう。

 しかし、死因が、暴行ではなく、ただの「厳しい稽古」であったとしても、現役力士、特に一人前とはみなされない幕下以下の力士が死ぬことを、そんなに軽く扱ってもよいのかな、という気がする。

 テレビを見ていると、多くの人は、「けいこの範囲を逸脱した暴力だからいけない」と言う。しかし、けいこだろうが暴行だろうが、「親方の管理のもとで亡くなった」という構造には変わりがない。自分で稽古の裁量を持てる関取は別にして、幕下以下、特に序二段・序の口あたりは、体もまだ出来上がっていないなか、親方や兄弟子に言われるがままの稽古をするしかない。そういう状況で、弟子が死んだとなれば、親方の責任はもっと問われてしかるべきなのではないか(交通事故などは別だが)。例えば、高校野球で、部員が過酷な練習で一人でも死亡した、となれば、そこに暴行が加わっていなくとも、学校や顧問の責任が、問われるに違いない。

 それに、死亡率も異常である。老人ホームじゃあるまいし、千人足らずの若者集団が、上で挙げたような割合で死亡しているのである。読者の方は、御自分が通っていた高校を思い出されるとよい。どこの世界に、1〜2年に一人のペースで、生徒が病死する高校があるというのか。

 結局、角界は「相撲という厳しい世界だから、死者が出るのは仕方が無い」と何となく思ってしまっているのではなかろうか。体重百キロ超の格闘技をする人間達の集団であるから、本当は通常のスポーツ以上に、生命や健康の維持管理が大切なのにも関わらず、そこら辺は、部屋や親方任せになってしまっているのではないだろうか?

 もちろん、力士の生命管理・健康管理をちゃんと行っている部屋も多いだろう。しかし、時津風部屋のような部屋もある。そして全体的には、力士の生命を守ることに対し無頓着な雰囲気があると思う(でなければ、3人が連続して亡くなった平成元〜2年、平成4年、平成15〜16年あたりに、協会で問題にされるはず)。

 そういう雰囲気があるからこそ、厳しさと暴行を勘違いする者も出てくる。彼らが暴走した場合、そこに歯止めがかからなくて、死者が出ることもありえる。そこまでいかなくとも、あまり健康管理に気を遣わない状態で、稽古を厳しくしすぎ、ある日死んでしまう。厳しさと暴行は別物ではなく、連続したもの、あるいは突然変異などと捉えたほうがよいと思う。

 今後、相撲協会は、部屋における暴行を根絶する努力をするのは当然にしても、もっと「力士の生命を守る」という視点を持って欲しいものだ。体重百キロの格闘技をする人間の健康診断が、年2回では少なすぎる。公のものだけでも場所ごとに行い、体調が悪い者は本場所には出さない。また、各部屋は、かかりつけの医師と綿密に意思疎通を行い、特に新弟子と30歳以上は、毎週のように診断を行い、身体に過剰な負担がかかっていないかチェック。土俵の構造も、怪我がしにくくなるよう見直す。稽古のあり方、そして「厳しさ」というものを見直し、精神論的なものは排除する。

 ありきたりの結論になってしまうのかもしれないが、力士の健康や生命というものは、決して部屋や親方任せにせず、協会が主体的に取り組んで欲しいものである。

2007年10月06日(土) | 14:14:36 | トラックバック(0) | 社会

参議院選挙・選挙区の獲得議席数予想(2人区)

====2人区====

 2人区は、自民と民主が一人ずつ立候補して、議席を分け合うというパターンが多い。2人区で議席独占するためには、合計で相手陣営のダブルスコアをとらなくちゃならず、ハードルが高いからである。また、不意に、人気ある無所属などが立候補してきた場合、2人が共倒れになるリスクも負わなくてはならなくなる。

 こうしたわけで、以下の2人区は、自民と民主が1人ずつ候補を出し、その結果、1議席ずつ議席を分け合うのが確実である。

 宮城、福島、茨城、長野、静岡、岐阜、兵庫、広島、福岡

これらの選挙区は、敢えて触れるまでもあるまい。

 残るは、北海道、新潟、京都。


【北海道】

<候補者(太字は、多少なりとも当選の可能性がある候補者)>
 自民党 : 伊達忠一(現)
 民主党 : 小川 勝也(現)
 社民党 : 浅野隆雄
 共産党 : 畠山和也
 国民新党: 沢田哲夫
 諸派  : 多原かおり(新党大地)、千代信人(維新政党・新風)
 無所属 : 羽柴秀吉、荒川昌之

<1回前(平成16年・定数2)>
 741,831 中川義雄 自現○
 618,277 峰崎直樹 民現○
 552,993 西川将人 民新
 485,382 鈴木宗男 無元
 254,338 岡千陽  共新
 106,631 山内恵子 社新
 (以下略)

<2回前(平成13年・定数2)>
 985,274 伊達忠一 自新○
 683,704 小川勝也 民前○
 284,575 宮内聡  共新
 196,348 西川将人 由新
 165,670 杉山佳子 社新
 (以下略)

<3回前(平成10年・定数2)>
 804,611 峰崎直樹  民前○
 723,786 中川義雄  自新○
 605,119 紙智子   共新
 161,505 小野健太郎 由現
 146,159 萱野史朗  社新
 (以下略)


 順当にいけば、自民と民主の現職が一人づつ、ということになる。しかし、台風の目となりそうなのが、新党大地の多原である。

 大地は、前回衆院選のとき、北海道ブロックで1議席を獲得し、鈴木宗男氏を国会に送りこんだ。このとき、名簿の2番目に載っていたのが、彼女である。結果は以下の通り。
 民主党 1,090,727 33.79% 3議席
 自民党  940,705 29.14% 3議席
 新党大地 433,938 13.44% 1議席
 公明党  368,552 11.41% 1議席
 共産党  241,371  7.47% 0議席
 社民党  152,646  4.72% 0議席

という風に、新党大地は、小政党にしては、道内でかなり支持率が高い。宗男氏のセカンドとして、若い多原は、一定の集票力がある。しかし、所詮は小政党、2人区で議席を獲得するのは難しい。しかし、彼女は民主の推薦を受けた(無所属扱いだから他党の支持をとりつけることは可能)。そうなると、民主支持層からの票も狙える。

 ここで、前回参院選の得票を見てみよう。
  741,831 中川義雄 自現○
  618,277 峰崎直樹 民現○
  552,993 西川将人 民新
  485,382 鈴木宗男 無元
民主は2人擁立していたが、宗男氏も無所属で出馬しており、非自民票が3人に分散して、自・民で1議席ずつ分け合うという平凡な結果に終わった。しかし、峰崎・西川・宗男の票を合計すると、自民候補のダブルスコアを突破していた。

 今回も自民の逆風という点で状況は似ているが、2候補に絞られており、野党地盤の強い地域であることからいっても、当選確率は高い。現段階では、まだまだ自民と民主の現職が強いみたいだが、多原が、現職民主の票や無党派票を吸って、伸びている模様である。

 参院選道選挙区 小川氏、幅広い支持 追う伊達氏、多原氏 全道調査

 問題は、民主現職と多原の票割であろう。

 まとめると、

  自民 :中川△
  民主 :小川○
  無所属:多原△

 強いて上位2人を確定させるなら、

  古川、多原(民無)


【新潟】

<候補者(太字は、多少なりとも当選の可能性がある候補者)>
 自民党 : 塚田一郎
 民主党 : 黒岩宇洋(現)森裕子(現)
 社民党 : 山本亜希子
 共産党 : 武田勝利
 無所属 : 楠原光政

<1回前(平成16年・定数2)>
 428,117 近藤正道  民新○
 367,059 田中直紀  自現○
 319,968 塚田一郎  自新
 111,201 桑原加代子 共新

<補欠選挙(平成14年・定数2)>

 541,881 黒岩宇洋  民新
 342,207 塚田一郎  自新
 132,672 桑原加代子 共新

<2回前(平成13年・定数2)>
 418,939 真島一男  自元○
 175,107 森裕子   由前○
 166,442 内田洵子  社新
 166,389 関山信之  民新
 161,999 長谷川道郎 無新
  73,221 桑原加代子 共前
 (以下略)

<3回前(平成10年・定数2)>
 313,226 田中直紀  無新○
 282,034 大渕絹子  社新○
 258,102 真島一男  社現
 238,316 星野行男  無新
 105,111 五十嵐完二 共新
  48,768 本田佐敏  由新
 (以下略)

 自民新人1と民主現職2が2議席を争う。民主現職2人というところからか、あっさりと、民主2議席を予想してしまう人が多いが、そう簡単にいくとは思えない。

 そもそも、この新潟選挙区が民主2人になった経緯を考える必要がある。2回前の小泉ブームのときは、自民の真島が圧倒的得票で、野党はどんぐりの背比べ状態の中で、自由党の森が当選したに過ぎない。その後、真島が死去、補欠選挙では、民主の黒岩が快勝したが、これは黒岩のタマの良さによるものが大きいであろう。このように、現在の民主の2議席は、別々の選挙でとったものであって、1回の選挙で2議席獲得できるほどの力があるとは思えない。

 今回立候補の自民・塚田は、既に2回落選しているが、補欠選挙では相手が悪すぎたこと、前回は、現職の田中直紀と競合したことによるものである。このとき塚田は、田中に迫る得票をしており、そんなに悪い候補ではない。今回の自民逆風は前回と同様であるが、自民1候補、民主2候補という状況では、最悪2位にすべり込むであろう、

 落ちるとすれば、旧自由党で前回17万票しか獲得していない森。ただ、民由合併と田中真紀子の支援により、前回よりは票を伸ばすと思う。ただ、真紀子氏自身の選挙区ならともかく、一時の勢いを失っている真紀子氏の応援に、どの程度の効果が見込めるのか…。
 まとめると、

  自民 :塚田△+
  民主 :黒岩○、森△-

 強いて上位2人を確定させるなら、

  塚田、黒岩(自民)

【京都】

<候補者(太字は、多少なりとも当選の可能性がある候補者)>
 自民党 : 西田昌司
 民主党 : 松井孝治(現)
 共産党 : 成宮真理子
 諸派  : 大城戸豊一(維新政党・新風)

<1回前(平成16年・定数2)>
 484,297 福山哲郎  民現○
 358,512 二之湯智  自新○
 263,548 西山登紀子 共現

<2回前(平成13年・定数2)>
 422,433 西田吉宏 自現○
 257,757 松井孝治 民新○
 242,610 河上洋子 共新
 138,318 笹野貞子 無現
 (以下略)

<3回前(平成10年・定数2)>
 396,192 福山哲郎  無新○
 378,142 西山登紀子 共現○
 310,407 山本直彦  自新
 (以下略)

 京都は伝統的に共産が強く、常に議席獲得争いに絡んでいる。しかし、2大政党化の流れにあって、前回は長らく守ってきた現職議席を落としてしまた。

 今回は、(民主は当確として)自民と共産が2議席目を争う構図となっており、現状でも自民と共産は横ならび状態という。民主と共産で上手く票割ができれば、共産が当選するだろうが、政党自身がそのような作戦をとることはできない。

 う〜ん、難しいが、過去の実績からして、自民は30万票の固定票はあるが、共産はここ2回、30万票超えは無い。ということで、ギリギリ自民が競り勝つという予想を、一応、立てておく。

 まとめると、

  自民 :西田△
  民主 :松井○
  共産 :成宮△

 強いて上位2人を確定させるなら、

  西田、松井(自民)


====比例と複数区のまとめ=====


3〜5人区
 東京:自公民民無
 埼玉:自民民  千葉:自民民  神奈川:自民民
 愛知:自民民  大阪:自公民

2人区
 北海道:民無 宮城:自民  福島:自民  茨城:自民
 新潟:自民  長野:自民  静岡:自民  岐阜:自民
 京都:自民  兵庫:自民  広島:自民  福岡:自民  

複数区をまとめると、
 自民17、民主23、公明2、無所属2


…であるが、最終的には、もう少し幅を持たせた予想を行う。

【自民】
東京では共倒れや2議席獲得の獲得が僅かにあり→−1〜+1
千葉で2議席獲得の可能性あり→+1
大阪で、議席を落とす可能性が僅かにあり→−1
北海道で、議席獲得の可能性あり→+1
京都で、議席を落とす可能性あり→−1

よって、最大−3〜+3のブレ幅があるから、自民複数区は、
 14〜17〜20 の幅があることになる。

【民主】
実は、民主はかなり甘い予想をしている。
埼玉、千葉、神奈川では、票割に失敗して1議席しか獲得できないから→−3
ただ、東京や愛知では2議席とるだろう。
あとは、新潟で2議席獲得しないとは限らん→+1

よって、最大−3〜+1のブレ幅があるから、民主複数区は、
 20〜22〜24 の幅があることになる。
(埼千神で3つ全て票割獲得する可能性は低いとして、代表値は22にした)

【公明】
民主の票割が失敗すれば、埼玉、神奈川で公明がとれる→+2
ただし、愛知は無理だと思う。

よって、最大+2のブレ幅があるから、公明複数区は、
 2〜3〜4 の幅があることになる。
(公明は1人区では擁立していないから、公明の選挙区はこれで決定)

【共産】
共産は、東京と京都と大阪で議席獲得の可能性あり→+3 

よって、共産複数区は、
 0〜1〜3 の幅があることになる。
(共産は1人区では擁立していないから、公明の選挙区はこれで決定)

【無所属】
 北海道の多原、東京の川田は、当選と予想したが、もちろん、落とす可能性も充分にある→−2

よって、無所属は、
 0〜1〜2 の幅があることになる。
(無所属は1人区で当選はありえず、比例も無いから、選挙区はこれで決定)

まとめ

          比例     複数区
 ○自民   11〜12〜14、14〜17〜20
 ○民主   18〜20〜22、20〜22〜24
 ○公明   6〜7〜8、2〜3〜4
 ○共産   3〜4〜4、0〜1〜3
 ○社民   2〜2〜3
 ○国民   1〜2〜2
 ○日本   0〜1〜1
 ○共生   0〜0〜1
 ○女性   0〜0〜1
 ○9条   0〜0〜1
 ○新風   0〜0〜0
 ○無所属          0〜1〜2

代表値をとると、1人区を除いた合計は、

 自民29、民主42、公明10、共産5、社民2、国民2、日本1、無所属1

 これに、29の一人区の議席が加わるわけだ。

テーマ:選挙 - ジャンル:政治・経済

2007年07月19日(木) | 09:31:28 | トラックバック(0) | 社会

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