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参議院選挙・選挙区の獲得議席数予想(2人区)

====2人区====

 2人区は、自民と民主が一人ずつ立候補して、議席を分け合うというパターンが多い。2人区で議席独占するためには、合計で相手陣営のダブルスコアをとらなくちゃならず、ハードルが高いからである。また、不意に、人気ある無所属などが立候補してきた場合、2人が共倒れになるリスクも負わなくてはならなくなる。

 こうしたわけで、以下の2人区は、自民と民主が1人ずつ候補を出し、その結果、1議席ずつ議席を分け合うのが確実である。

 宮城、福島、茨城、長野、静岡、岐阜、兵庫、広島、福岡

これらの選挙区は、敢えて触れるまでもあるまい。

 残るは、北海道、新潟、京都。


【北海道】

<候補者(太字は、多少なりとも当選の可能性がある候補者)>
 自民党 : 伊達忠一(現)
 民主党 : 小川 勝也(現)
 社民党 : 浅野隆雄
 共産党 : 畠山和也
 国民新党: 沢田哲夫
 諸派  : 多原かおり(新党大地)、千代信人(維新政党・新風)
 無所属 : 羽柴秀吉、荒川昌之

<1回前(平成16年・定数2)>
 741,831 中川義雄 自現○
 618,277 峰崎直樹 民現○
 552,993 西川将人 民新
 485,382 鈴木宗男 無元
 254,338 岡千陽  共新
 106,631 山内恵子 社新
 (以下略)

<2回前(平成13年・定数2)>
 985,274 伊達忠一 自新○
 683,704 小川勝也 民前○
 284,575 宮内聡  共新
 196,348 西川将人 由新
 165,670 杉山佳子 社新
 (以下略)

<3回前(平成10年・定数2)>
 804,611 峰崎直樹  民前○
 723,786 中川義雄  自新○
 605,119 紙智子   共新
 161,505 小野健太郎 由現
 146,159 萱野史朗  社新
 (以下略)


 順当にいけば、自民と民主の現職が一人づつ、ということになる。しかし、台風の目となりそうなのが、新党大地の多原である。

 大地は、前回衆院選のとき、北海道ブロックで1議席を獲得し、鈴木宗男氏を国会に送りこんだ。このとき、名簿の2番目に載っていたのが、彼女である。結果は以下の通り。
 民主党 1,090,727 33.79% 3議席
 自民党  940,705 29.14% 3議席
 新党大地 433,938 13.44% 1議席
 公明党  368,552 11.41% 1議席
 共産党  241,371  7.47% 0議席
 社民党  152,646  4.72% 0議席

という風に、新党大地は、小政党にしては、道内でかなり支持率が高い。宗男氏のセカンドとして、若い多原は、一定の集票力がある。しかし、所詮は小政党、2人区で議席を獲得するのは難しい。しかし、彼女は民主の推薦を受けた(無所属扱いだから他党の支持をとりつけることは可能)。そうなると、民主支持層からの票も狙える。

 ここで、前回参院選の得票を見てみよう。
  741,831 中川義雄 自現○
  618,277 峰崎直樹 民現○
  552,993 西川将人 民新
  485,382 鈴木宗男 無元
民主は2人擁立していたが、宗男氏も無所属で出馬しており、非自民票が3人に分散して、自・民で1議席ずつ分け合うという平凡な結果に終わった。しかし、峰崎・西川・宗男の票を合計すると、自民候補のダブルスコアを突破していた。

 今回も自民の逆風という点で状況は似ているが、2候補に絞られており、野党地盤の強い地域であることからいっても、当選確率は高い。現段階では、まだまだ自民と民主の現職が強いみたいだが、多原が、現職民主の票や無党派票を吸って、伸びている模様である。

 参院選道選挙区 小川氏、幅広い支持 追う伊達氏、多原氏 全道調査

 問題は、民主現職と多原の票割であろう。

 まとめると、

  自民 :中川△
  民主 :小川○
  無所属:多原△

 強いて上位2人を確定させるなら、

  古川、多原(民無)


【新潟】

<候補者(太字は、多少なりとも当選の可能性がある候補者)>
 自民党 : 塚田一郎
 民主党 : 黒岩宇洋(現)森裕子(現)
 社民党 : 山本亜希子
 共産党 : 武田勝利
 無所属 : 楠原光政

<1回前(平成16年・定数2)>
 428,117 近藤正道  民新○
 367,059 田中直紀  自現○
 319,968 塚田一郎  自新
 111,201 桑原加代子 共新

<補欠選挙(平成14年・定数2)>

 541,881 黒岩宇洋  民新
 342,207 塚田一郎  自新
 132,672 桑原加代子 共新

<2回前(平成13年・定数2)>
 418,939 真島一男  自元○
 175,107 森裕子   由前○
 166,442 内田洵子  社新
 166,389 関山信之  民新
 161,999 長谷川道郎 無新
  73,221 桑原加代子 共前
 (以下略)

<3回前(平成10年・定数2)>
 313,226 田中直紀  無新○
 282,034 大渕絹子  社新○
 258,102 真島一男  社現
 238,316 星野行男  無新
 105,111 五十嵐完二 共新
  48,768 本田佐敏  由新
 (以下略)

 自民新人1と民主現職2が2議席を争う。民主現職2人というところからか、あっさりと、民主2議席を予想してしまう人が多いが、そう簡単にいくとは思えない。

 そもそも、この新潟選挙区が民主2人になった経緯を考える必要がある。2回前の小泉ブームのときは、自民の真島が圧倒的得票で、野党はどんぐりの背比べ状態の中で、自由党の森が当選したに過ぎない。その後、真島が死去、補欠選挙では、民主の黒岩が快勝したが、これは黒岩のタマの良さによるものが大きいであろう。このように、現在の民主の2議席は、別々の選挙でとったものであって、1回の選挙で2議席獲得できるほどの力があるとは思えない。

 今回立候補の自民・塚田は、既に2回落選しているが、補欠選挙では相手が悪すぎたこと、前回は、現職の田中直紀と競合したことによるものである。このとき塚田は、田中に迫る得票をしており、そんなに悪い候補ではない。今回の自民逆風は前回と同様であるが、自民1候補、民主2候補という状況では、最悪2位にすべり込むであろう、

 落ちるとすれば、旧自由党で前回17万票しか獲得していない森。ただ、民由合併と田中真紀子の支援により、前回よりは票を伸ばすと思う。ただ、真紀子氏自身の選挙区ならともかく、一時の勢いを失っている真紀子氏の応援に、どの程度の効果が見込めるのか…。
 まとめると、

  自民 :塚田△+
  民主 :黒岩○、森△-

 強いて上位2人を確定させるなら、

  塚田、黒岩(自民)

【京都】

<候補者(太字は、多少なりとも当選の可能性がある候補者)>
 自民党 : 西田昌司
 民主党 : 松井孝治(現)
 共産党 : 成宮真理子
 諸派  : 大城戸豊一(維新政党・新風)

<1回前(平成16年・定数2)>
 484,297 福山哲郎  民現○
 358,512 二之湯智  自新○
 263,548 西山登紀子 共現

<2回前(平成13年・定数2)>
 422,433 西田吉宏 自現○
 257,757 松井孝治 民新○
 242,610 河上洋子 共新
 138,318 笹野貞子 無現
 (以下略)

<3回前(平成10年・定数2)>
 396,192 福山哲郎  無新○
 378,142 西山登紀子 共現○
 310,407 山本直彦  自新
 (以下略)

 京都は伝統的に共産が強く、常に議席獲得争いに絡んでいる。しかし、2大政党化の流れにあって、前回は長らく守ってきた現職議席を落としてしまた。

 今回は、(民主は当確として)自民と共産が2議席目を争う構図となっており、現状でも自民と共産は横ならび状態という。民主と共産で上手く票割ができれば、共産が当選するだろうが、政党自身がそのような作戦をとることはできない。

 う〜ん、難しいが、過去の実績からして、自民は30万票の固定票はあるが、共産はここ2回、30万票超えは無い。ということで、ギリギリ自民が競り勝つという予想を、一応、立てておく。

 まとめると、

  自民 :西田△
  民主 :松井○
  共産 :成宮△

 強いて上位2人を確定させるなら、

  西田、松井(自民)


====比例と複数区のまとめ=====


3〜5人区
 東京:自公民民無
 埼玉:自民民  千葉:自民民  神奈川:自民民
 愛知:自民民  大阪:自公民

2人区
 北海道:民無 宮城:自民  福島:自民  茨城:自民
 新潟:自民  長野:自民  静岡:自民  岐阜:自民
 京都:自民  兵庫:自民  広島:自民  福岡:自民  

複数区をまとめると、
 自民17、民主23、公明2、無所属2


…であるが、最終的には、もう少し幅を持たせた予想を行う。

【自民】
東京では共倒れや2議席獲得の獲得が僅かにあり→−1〜+1
千葉で2議席獲得の可能性あり→+1
大阪で、議席を落とす可能性が僅かにあり→−1
北海道で、議席獲得の可能性あり→+1
京都で、議席を落とす可能性あり→−1

よって、最大−3〜+3のブレ幅があるから、自民複数区は、
 14〜17〜20 の幅があることになる。

【民主】
実は、民主はかなり甘い予想をしている。
埼玉、千葉、神奈川では、票割に失敗して1議席しか獲得できないから→−3
ただ、東京や愛知では2議席とるだろう。
あとは、新潟で2議席獲得しないとは限らん→+1

よって、最大−3〜+1のブレ幅があるから、民主複数区は、
 20〜22〜24 の幅があることになる。
(埼千神で3つ全て票割獲得する可能性は低いとして、代表値は22にした)

【公明】
民主の票割が失敗すれば、埼玉、神奈川で公明がとれる→+2
ただし、愛知は無理だと思う。

よって、最大+2のブレ幅があるから、公明複数区は、
 2〜3〜4 の幅があることになる。
(公明は1人区では擁立していないから、公明の選挙区はこれで決定)

【共産】
共産は、東京と京都と大阪で議席獲得の可能性あり→+3 

よって、共産複数区は、
 0〜1〜3 の幅があることになる。
(共産は1人区では擁立していないから、公明の選挙区はこれで決定)

【無所属】
 北海道の多原、東京の川田は、当選と予想したが、もちろん、落とす可能性も充分にある→−2

よって、無所属は、
 0〜1〜2 の幅があることになる。
(無所属は1人区で当選はありえず、比例も無いから、選挙区はこれで決定)

まとめ

          比例     複数区
 ○自民   11〜12〜14、14〜17〜20
 ○民主   18〜20〜22、20〜22〜24
 ○公明   6〜7〜8、2〜3〜4
 ○共産   3〜4〜4、0〜1〜3
 ○社民   2〜2〜3
 ○国民   1〜2〜2
 ○日本   0〜1〜1
 ○共生   0〜0〜1
 ○女性   0〜0〜1
 ○9条   0〜0〜1
 ○新風   0〜0〜0
 ○無所属          0〜1〜2

代表値をとると、1人区を除いた合計は、

 自民29、民主42、公明10、共産5、社民2、国民2、日本1、無所属1

 これに、29の一人区の議席が加わるわけだ。

テーマ:選挙 - ジャンル:政治・経済

2007年07月19日(木) | 09:31:28 | トラックバック(0) | 社会

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Author:あいふる
30代、男、一応社会人

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