実は私は、会社の泊まりがけ研修で、豪華宿泊所に泊まっています。たかが会社の研修に、ここまで豪華設備を用意する必要があるのか、という気もしますが、個人客ではなく一流?企業を相手に大口契約をするので、ショボく安くよりは、豪華に高くのほうが差別化が図れるのでしょう。会社では負け組の私(昇進がかなり遅れた)ですが、この豪華宿泊所で、タダでコース料理を食べられる、という状況を考えると、世間一般的には「勝ち組」のほうに入るんだろうな、と思ってしまいました。今は、宿泊所の豪華広々個室から、使い放題のネットに繋いで書いてます。
もう、詳細な選挙予想は止めにします。「選挙に予断を与えるから」「公職選挙法に違反するかもしれないから」というような理由ではありません。どうせ、あと数日で全てが判明するのですから、予想する気にもならん、というだけのことです。
ただ、豪華宿泊所に置いてあった読売新聞によれば、自民敗北、民主勝利というのは避けられぬ情勢だね。次の記事の読み方について解説しましょう。
内閣支持率微増、参院選は民主優位に変わりなし…読売調査 公明支持層も第1回調査では5割を切っていたが、6割弱まで回復した。与党支持層で支持がやや戻っていることが、支持率回復につながっているようだ。
有権者がどの政党に投票するかでは、比例選で民主党が28%、自民党が23%。選挙区選では民主党31%、自民党27%だった。民主党の優位に依然変わりはないが、比例選で自民党が民主党との差を3ポイント縮めるなど、厳しい情勢に危機感を持つ自民党が終盤の追い込みに力を入れていることがうかがえた。
|
これは、与党支持者がちょっと喜んでしまうニュースの筈だけど、私は逆に「ああ、逆郵政選挙だな」と思ってしまいました。
実は、郵政選挙のときも、解散のときに内閣支持率や自民支持率が一気に急上昇したのですが、以降は少しづつ自民と民主の差は縮まっていったし、内閣支持率も落ちていったのです。
報道2001ベースだと、以下の感じ(解散は8月8日、投票は9月11日)。
平成17年8月05日 内閣支持49.4 不支持43.8 自民28.4 民主21.6
平成17年8月11日 内閣支持57.2 不支持37.0 自民38.6 民主21.2
平成17年8月18日 内閣支持63.6 不支持32.2 自民42.6 民主15.0
平成17年8月26日 内閣支持58.2 不支持38.0 自民40.0 民主21.0
平成17年9月01日 内閣支持55.2 不支持39.8 自民36.8 民主20.4
平成17年9月15日 内閣支持61.6 不支持36.2 自民38.2 民主21.8
このとき、有権者の側でどういう意識の推移があったのか、というのがポイントになるでしょうね。投票までまだ日がある時は、その時点での政治状況によって支持不支持を決めるけど、選挙日が近づくにつれ、実際の投票予定行動から逆算して、支持不支持を決めるようになる。だから、一時の極端な値がやや持ち直して、多少現実的なほうに傾いていくのだと思います。
ただ、その「現実的なほうに傾いても、まだ全然ダメ」という場合は、おそらく、以下のような事象が起きています。
・いつもなら自民党(民主党)に入れるであろう有権者が迷いに迷って、どうにか投票直前に自民党(民主党)に入れることに決めた。
これは、裏返せば、
・いつもなら自民党(民主党)に入れるであろう有権者が迷いに迷って、とうとう投票直前に民主党(自民党)に入れることに決めた。
という有権者も存在することを意味しています。
結局、固定票を掴むことにさえ苦労しているわけです。だから郵政の民主、今回の自民は、かなり危ない情勢にあると考えられるのです。
◆ ◆ ◆
今日、私が受けた研修は、「リーダーの心構え」みたいな内容なんだけど、講師の先生が面白いことを言っていましたね。
過去の自民党の総裁には、二通りいる。実際に国民に対しリーダーであった人と、あまりリーダー的でなかった人。
リーダー的素養を持った、直近の総理はやっぱり小泉さんである。彼は、他のテキトーな総理と何が違っていたか。それは、「明確な意志・思い」である。
内容の善し悪しは別にしても、自らの方針を国民に対し明確に提示するからこそ、国民からリーダーとして扱われる。方針を明確に示せない人は、リーダーの肩書きはあるけれど、リーダーとして、扱われないものである。
郵政選挙のときの小泉さんは、国民に対し意志が明確に伝わってきたが、民主党は、言うことがコロコロ変わったりして、結局何がやりたいんだか分からなかった。だから負けた。
そして、今回はそれが逆になっている。民主のほうが年金関連で意志が明確になっているが、自民のほうは、なかなか分かりやすいメッセージを国民に伝えきれていない。
以上が講師の先生の発言内容の概略。大雑把には正しいでしょうが、更に補足しましょう。
安倍内閣は、国民からここ数ヶ月の行動を見られています。そして、ここ数ヶ月の行動が首尾一貫していれば、素直に国民にメッセージが打ち出せていて、現在ほど苦戦はしていないと思います。
でも、そうじゃないんですよね。今、どんなに「年金をちゃんとやります」といっても、数ヶ月前の言動と矛盾があるから、これを安倍首相の明確な意志として国民に伝えることに失敗している。
逆に民主党のほうでは、年金問題の不祥事を曝いた実績があるから、それを大々的にアピールできる。
◆ ◆ ◆
あと、もう一つ、研修で教わったこと。「リーダーをリーダーたらしめているもの」。
リーダーシップとかカリスマ性とかあるけど、それは本質ではない。
リーダーがリーダーたる所以は「状況に合った打ち手を打ちだせること」なんだそうです。それが出来れば、カリスマ性がなくても、リーダーとしてやっていくことはできる。正しく手の打てる人なら、ついていこうと思うもんね。
この観点からいけば、やっぱり、安倍首相は「打つ手を誤った、或いは現在進行形で誤っている」と思います。当初年金問題を歯牙にもかけなかったり、幹部のスキャンダルに対して適切な判断ができずに自殺者まで出してしまったり、会期延長・強行採決までして通した法案が、ザル法であることがわかった、なんていうことを繰り返していては、党内や国民から、リーダーの資質を問う声が擧がって当然。国民がマスコミに煽られているとか言っても始まらないんです(これは郵政選挙の時にもいえること。政治的に打ち手を誤っていた民主党を支持する国民は多くなかったわけである)。
◆ ◆ ◆
以上、色々書いてしまった。まぁ、第三者だからこそ見える部分があるもので、逆に、本人達にしてみれば、ここまで苦戦している理由が分からないんだろうな。だから要因を他律的なもの(マスコミや野党)に求めるしかない。自分の考えに沿う閣僚のみを採用するという方針は、正しく手を打つ能力の人でないと、務まらないものなのでしょう。
◆ ◆ ◆
維新政党新風の政権放送1/2 維新政党新風の政権放送2/2 新風に一票を!
…なぁんてね。
ただ、後ろで手話をやっている女性があまりにも哀れだったので…。
テーマ:政治・経済・時事問題 - ジャンル:政治・経済
2007年07月27日(金) | 01:41:09 | トラックバック(0) | 政治