次期総裁選・2

 今朝のテレビの世論調査によれば、自民党議員のみならず、国民までもが、福田氏支持に流れているらしい。私も、前回、「私も福田氏でいいんじゃないかな」などと書いた。つい、一週間前までは、麻生有利だったにも関わらず。この違いは、一体何なのか。

 私に関して言えば、次の点で福田氏を買っている。

 一つ目は、官房長官時代の実績。いかにも実務派、という感じがする。
 二つ目は、安定感。逆に言えば、麻生氏のように危なっかしい印象が無い(あくまで印象論だけどね)。

 そして、三つ目。

 結構、この人は、民主党の小沢代表のような狡猾さがあるような気がする。

 以下に述べることは、大幅な想像が混じる。

 総理就任を全く考えてなかった無い人が、安倍氏の電撃退陣表明から、たったの1日2日で、出馬表明をするなんて、有り得まい。福田氏は、本人の口からそう言わないけれども、実は狙ってたと思う。

 でも、前回の総裁選では出馬しなかった。のみならず、小泉内閣の最後の改造でも、福田氏は閣僚や党役職にはならなかった。小泉首相は、ポスト小泉を、内閣や党役職の働きぶりにより競わせていたにも関わらず、だ。

 これ、私は、小泉首相が福田氏を捨てたのではなく、福田氏のほうから断ったのだ、と見ている。何故か? それは、同じ森派(町村派)の安倍氏に対立するのは無駄だと考えたから。どうせ、安倍氏には勝てない。出るのなら、勝ち目のある勝負に出るべし。そう考えていたのではないか。

 で、実際に安倍氏が電撃退陣を表明すると、町村派の有力候補は自分一人(町村会長は総裁候補で話題になることはほとんどない)、安倍氏は消えた……となれば、総裁選に勝てる。そう睨んだのではないか。

 何度も党トップに名前が上がりながら立候補せず、絶対に勝てる状況になって、初めて立候補する。そういう行動パターンが、小沢氏に似ているような気がしたのである。




 麻生氏は「タカ派」、福田氏は「ハト派」と言われている。多分、そうなのだと思うが、今は、「タカ派」「ハト派」の括りが、あまり意味をなさない感じがしている。自民党外交として対立軸になり得るのは、前回も述べた通り、北朝鮮・拉致問題だけだからだ。

 その北朝鮮問題も今、膠着状態にあるしねぇ。今までのやり方で駄目なら、別の方策を考えなくてはいけないんじゃないの?という気はしている。家族会やその支援者は「安倍首相が選挙に負けて、金正日が笑っている」なんて批判するけれども、あくまで目的は「被害者の帰還」であって、「金正日に毅然とした態度をとる」とか「北朝鮮との国交を阻止する」ことではない。手段と目的が逆転しているか、ひたすら強硬に出ることが問題を解決する唯一つの手段だと思い込んでいるのかはしらないが、ここ数年間、実績が無いのは事実だしねぇ。コマーシャルなんか作っている暇なんか無いだろ(制作・放映費が1億円だそうだ)。

 あと、憲法改正問題も、自民党側が一方的に悪いイメージを負うような形で、国民投票法案を強硬採決しちゃったものだから、暗礁に乗り上げている。参議院選挙で、憲法問題はプライオリティが低い、ということになってしまった。どうせ誰がなったって、当分は改正できっこないんだから、この点でも、タカ派ハト派を持ち出す必要性が無い。

テーマ:政治 - ジャンル:政治・経済

2007年09月17日(月) | 21:23:32 | トラックバック(0) | 政治

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Author:あいふる
30代、男、一応社会人

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