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何故、浅野氏のウケはイマイチなのか・2

 何故、浅野氏のウケはイマイチなのかからの続き。

 完全に自称市民達の代弁者になってしまったのだ。

 ババア発言とか、近隣諸国へのタカ派的な物言いとか、ある特定の問題における、マニアックなまでの反石原追求が中心になる。何年も前の雑誌に載っただけのババア発言など、知らない都民のほうが多いだろうから、これについて自称市民達がどんなに熱心に演説したところで、理解が広がるわけがない。

 一方で、浅野氏の魅力を語ることは後回しになる。ていうか、そもそも彼らは、ここ1〜2ヶ月ほどで急速に浮上した浅野氏のことなど、ほとんど何も知らないであろうから当然だ。

 だから、都知事候補としての魅力を自称市民達に語ってもらおうとすれば、浅野氏は、都民よりも先に、自称市民達に気にいられなければならない。こうして浅野氏は、彼らの設定する集会(ババア発言に反対する女性達の会みたいなやつ)や団体(在日韓国人団体とか)への挨拶回りをやらされ、彼らの気にいる事柄を発言させられる羽目になる。

 一方で、一般都民の関心の高い話題、例えば、交通行政とか経済、浅野氏の得意分野とされる福祉の大部分の事柄でさえ、自称市民達の関心の外であるから、浅野氏に助言する有能なブレーンは出てこない。せいぜい、交通インフラを目の敵にする輩がいるくらいだ。だから、環状道路を、利用者のいない無駄インフラとしか捉えることができず、都民の多数から反対されているという、激しい勘違いをすることになる。


浅野氏のマニフェストより
環状道路整備、築地市場移転の問題では多くの都民が反対しています。

 首都圏在住のドライバーなら、環状道路の不足は常識といってもよいくらいだと思う。ドライバーでなくとも、武蔵野線や横浜線などを例に挙げれば、環状道路の有用性を理解するのは簡単である。ちなみに、石原候補は、東京都の最重要課題として「交通渋滞」を真っ先に挙げているが、至極、真っ当な見解といってよかろう。

 このように、浅野氏独自の政策を語ることが上手くいかない。浅野氏のマニフェストには、様々な事柄が書いてあるが、それが都民に浸透しない。それどころか、行政未経験の黒川氏にさえ突っ込まれている始末だ。対するに石原氏は、オリンピックや交通行政など独自の論点を設定している。これでは、浅野氏が伸び悩まないほうが不思議である。

 まとめると、浅野氏が打ち出した勝手連戦法により集まった勝手連は、反石原に凝り固まった自称市民であった。このことに気付いた都民のうち、最もパイの大きい中道右派層は、浅野から離れる。石原はそろそろ年貢の納め時と思っていた層も、対立候補がこの有様では、石原氏に回帰せざるを得ない。こうして自民支持層や保守系無党派層は石原氏で固まる。

 浅野氏の背後に気付いていない都民についても、一般都民へのアピールが後回しになった時点で、もう既に勝負はついていたのだと思う。

 何故、浅野氏のウケはイマイチなのか・3へ続く。

(訂正)
上記文章には、↓のような文章が挾まっておりました。

 浅野候補の選対のトップは、前回都知事選の候補だった樋口恵子氏。彼女は「軍国おじさんと平和ボケばあさん」という、都政とはほとんど関係の無いイデオロギーを対立軸に据えて、大敗した輩である。こういう輩が選対のトップになるとどうなるか。

 しかし、この樋口恵子氏は、前回都知事選候補とは同姓同名の別人でした。↓参照。
 http://www.janjan.jp/election/0704/0704083342/1.php
 お詫びして削除するとともに、情報を下さった方に感謝いたします。

テーマ:都知事選2007 - ジャンル:政治・経済

2007年04月04日(水) | 23:46:19 | トラックバック(0) | 政治

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Author:あいふる
30代、男、一応社会人

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