都知事選 ダブルスコアもありえる


 こんなに間近なって、選挙情勢が報道されることが異例なのだが、毎日の記事を。


都知事選:石原氏が依然優勢 浅野氏、やや支持伸ばす
 前回調査(3月31日、4月1日)の結果と同様、現職の石原慎太郎氏(74)が依然として優勢だが、前宮城県知事の浅野史郎氏(59)もわずかに支持を伸ばした。
 石原氏が実質支援を受ける自民、公明支持層をほぼ固めたのに対し、浅野氏は民主支持層の5割しかまとめられておらず、3割は石原氏に流れている。無党派層でも、石原氏は4割超の支持を得ているが、浅野氏は前回とほぼ同じ3割弱にしか浸透していない。

 共産支持層の6割を固めた元足立区長の吉田万三氏(59)や建築家の黒川紀章氏(73)、発明家のドクター・中松氏(78)もそれぞれ支持拡大を図っている。

 前回は投票する候補を「まだ決めていない」と回答した人が4割に上ったが、今回は2割に減った。

 記事の冒頭にて「浅野史郎氏(59)もわずかに支持を伸ばした」とあるので、一位・二位の差は少しは縮まったのだろうか、と思ったのだが、読み進めていくうちにこけた。

 「前回は投票する候補を『まだ決めていない』と回答した人が4割に上ったが、今回は2割に減った」→つまり、前回に比し、2割もの人が投票行動を決定したのに、浅野氏の伸びは「わずか」。残りの大部分は、石原氏に行っていると考えるのが順当であり、結局、両者の差は更に拡大していると考えられる。あまりの石原氏の有利っぷりに、毎日も困り果てて、「わずかに支持を伸ばした」などと書いたのではないだろうか。

 今回の世論調査は、毎日によるもののみ。しかし、選挙戦終盤で態度未定者が少なくなってきたなかの調査ということで、この調査一本だけで、充分、最終結果予測に使える。そこで、一旦出した都知事選シミュレーションを最終版を破棄し、再考察したものを、出し直す。

 またこれまで、浅野陣営に気を遣って、多少浅野氏に甘くポイントをつけてきたが、今回はそれもなし。もう石原大優勢は覆らないと思うので、容赦なく、ポイントをつけることにする。

 まず政党支持率。毎日の「残り2割」という数字に合わせるため、現在の数字は、自民22、民主11、公明5、共産2、社民1とおく。最終の数字は、自民25、民主15、公明11、共産4、社民3とする。投票率は前回同様50で計算。

<政党支持層・石原>
 自民・公明支持層に関しては、すでに7割台中盤〜8割程度は当然固めているものと思われるので、現在の数字は、自民78、公明75とおく。ここまで石原圧勝ムードだと、最終の数字も上方修正せざるを得ない。自民85、公明80。
 民主支持層の現在の数字は、容赦なく30とおく。まだ少し伸びしろがあるとみて、最終は33。

<政党支持層・浅野>
 自民・公明支持層は、数週間前の1割からほとんど伸びていないに違いない。あそこまで石原に勢いがあると、浅野側は1割を切っていてもおかしくない。そこで現在は、自民8、公明10。最終も2割に達することなどありえない。自民11、公明13。
 民主支持層の現在の数字は、容赦なく50とおく。最終も6割超えるかどうか怪しいので、58とする。
 共産、社民支持層からは一定の支持があるとみて、現在は共産15、社民75、最終は、共産20、社民83。

<無党派層の動向>
 これまで、石原・浅野拮抗報道はあったが、浅野有利報道は一度も無い。どう考えても、石原が有利なのは否めない。「石原氏は4割超の支持を得ているが、浅野氏は前回とほぼ同じ3割弱」という数字は、そんなもんだと思うので、現在は石原41、浅野28と置く(ただ、前回の浅野は2割だった筈だが、今回の3割弱が「前回とほぼ同じ」とはこれ如何に?)
 残りの未定者は、石原と浅野、ほぼ同数で分け合えば、石原47、浅野33となる。

 こうして、現状分析と、政党支持層の動向を分析したのが表1と表2である。

 【表1〜2】都知事選シミュレーション・現状分析/政党支持層の動向予想

 表1の現状分析では、石原48.4pt、浅野25.3pt、未定19.2ptと出た。この未定19.2ptを全て浅野が取っても44.5ptにしかならず、石原の48.4ptに及ばない。つまり、現時点で既に石原の勝利は確定している。

 表2の政党支持層の動向を反映させた場合、石原52.4pt、浅野27.9pt。石原過半数突破。

 無党派層の動向と、政党支持層のブレを加えたのが表3〜6である。

 【表3〜5】都知事選シミュレーション・最終結果予想

 表3が本命。政党支持層は表2のものを用い、無党派層も石原47、浅野33と、石原に有利に配分している。そうすると、石原54.9pt、浅野30.0pt。投票率50%の票数にして、285万vs156万。ゆうに100万差。浅野は石原の6割にも達しないという、屈辱的な敗北である。

 なるべく浅野有利に想定したのが表4。政党支持層において、表2より石原を小さく、浅野に大きく見積もっている。ただ無党派層で、浅野が石原を追い越すことは、もはや不可能な気がするので、石原43、浅野37とおく。そうすると、石原51.1pt、浅野33.8pt。投票率50%の票数にして、265万vs176万。100万票差に抑えられる可能性はゼロではなさそうだが、石原の過半数を防ぐことは困難な情勢である。

 最後に、なるべく石原有利に想定したのが表5。石原58.7pt、浅野26.2pt。票数では305万vs136万。ダブルスコアを楽勝で超え、石原300万票。こうなったら、浅野候補と民主党はどうなっちゃうんだろうか。

 浅野氏には気の毒だが、毎日の情勢分析からすると、以下のように、大変悲惨な結果を予想せざるを得ない。

   石原 260万票〜285万票〜310万票
   浅野 130万票〜155万票〜180万票
   勝敗ライン:235万票
   ただし、投票率50%の場合

 浅野側の目標ライン
 ・ダブルスコア阻止ならずor石原300万超え
                   8倍  民主党・党内抗争/分裂へ
 ・ダブルスコア阻止&石原300万阻止
                  4倍  民主党・幹部の責任論
 ・百万票差以内       20倍  民主党・参議院選へ危険信号
 ・石原過半数阻止      50倍  民主党・参議院選に暗雲
 ・石原250万票割れ     120倍  民主党・参議院選へ向け、首はつながる
 ・50万票差以内or浅野200万票超え
                  500倍  民主党・参議院選へ足場を確保
 ・10万票差以内     12000倍  民主党・参議院選へ向け勢いに乗る
 ・浅野勝利       500000倍  民主党・参議院野党過半数確保濃厚

 石原過半数・100万票差以上は、もう避けられない。ダブルスコアを阻止できるかできないか、という段階まできちゃっている。前回樋口氏の倍の160万をとれれば御の字であろう。

 昨日書いた浅野氏の新ポスター。顔と文字さえすげ替えれば、そのまま石原氏のポスターになってしまうほど、よく似ている。
都知事選ポスター


テーマ:都知事選2007 - ジャンル:政治・経済

2007年04月06日(金) | 22:53:14 | トラックバック(0) | 政治

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