センス無き自民党の年金ビラ


http://www.jimin.jp/jimin/kouyaku/pamphlet/pdf/2007_nenkin.pdf
ご心配はいりません!!あなたの年金が消えたわけではありません!!
全国民が本来受け取ることができる年金を全額受け取れることをお約束します!
ぜひ、ご理解、ご協力をお願い申し上げます。
(略)
これで大丈夫! ポイント1
 今後1年間で、この未確認の年金記録5000万口すべての名寄せを完了させます。
これで大丈夫! ポイント2
 もし、年金の"未払い"が判明した場合は、時効によって過去5年分しか受け取れなかったものを全額受給できるようにします。
これで大丈夫! ポイント3
 過去の保険料の領収書などの証明書等がない方についても、銀行通帳の出金記録、元雇用主の証言等を根拠として、第3者委員会で判断してもらうなど、国民の立場に立って積極的に年金受給権を認めます。

なぜ、このような事態になったのでしょうか…その責任は!
基礎年金番号設計・導入時の大臣は?
【平成8年3月】
基礎年金番号導入の閣議決定
 →※菅 直人厚生大臣
【平成8年4月】
切替作業開始
 →※菅 直人厚生大臣
【平成8年10月】
基礎年金番号実施関連省令改正
 →※菅 直人厚生大臣

※現在、民主党の代表代行です!!

社会保険庁に蔓延する労働慣行を示す
102件もの覚書・確認事項には、信じられない文言が…!

このような民間ではありえない常識はずれの労働慣行を当局に認めさせた
社保庁の労働組合=自治労・国費評議会は、民主党の最大支持母体です。
政府・与党はどこに責任があるのか過去にさかのぼって徹底的な検証を行っていきます。
民主党は公務員の労働組合を守るため、社保庁改革に反対しています!!

 いやぁ〜、近年の「ちゃんと政党要件を満たしている団体」のビラで、ここまで面白かったのは久しぶりです。どこの泡沫政治団体なんだ?と一瞬思ってしまいました。項目標題などにおいて、ビックリマーク「!」が多様されているのにも注目。年金問題に対する自民党の焦りが分かります。

 でも、正直、2ページ目はいらなかったね。何かさ、労働組合や民主党へ怒りの矛先を向けようというのがミエミエだから、逆効果だと思うよ。センスの悪い個人攻撃もマイナスだな。

 せっかくですから、この私めが、自民党のビラに補足して差し上げます。

基礎年金番号設計・導入時の大臣は?
【平成8年3月】
基礎年金番号導入の閣議決定
 →※菅 直人厚生大臣(新党さきがけ)
 →★橋本龍太郎総理大臣(自由民主党)
 →▼科学技術庁長官−中川秀直(自由民主党)
【平成8年4月】
切替作業開始
 →※菅 直人厚生大臣(新党さきがけ)
 →★橋本龍太郎総理大臣(自由民主党)
【平成8年10月】
基礎年金番号実施関連省令改正
 →※菅 直人厚生大臣(新党さきがけ)
 →★橋本龍太郎総理大臣(自由民主党)

【平成8年12月】
基礎年金番号通知書を加入者に送付
 →△小泉純一郎厚生大臣(自由民主党)
 →★橋本龍太郎総理大臣(自由民主党)

【平成9年】
基礎年金番号制度スタート
 →△小泉純一郎厚生大臣(自由民主党)
 →※橋本龍太郎総理大臣(自由民主党)

【平成10年】
基礎年金番号への国民年金番号・厚生年金番号の統合開始(名寄せ)
 →△小泉純一郎厚生大臣(自由民主党)
 →※橋本龍太郎総理大臣(自由民主党)

【平成19年】
未だ、統合終わらず
 →□柳沢厚生大臣(自由民主党)
 →●安倍晋三総理大臣(自由民主党)

※現在、民主党の代表代行です!!
 (でも当時、民主党はまだ存在してませんでした!!)
★元自民党総裁、亡くなるまで、自民党派閥会長でした!!
▼科学技術庁長官−中川秀直(自由民主党)
△現在、自民党幹事長です!!
□現在、自民党議員です。
●現在、自民党総裁です!!

 一応、菅氏本人の弁明も。

菅直人の今日の一言
 与党の一部から基礎年金番号を導入したのは私が厚生大臣のときという指摘が出ている。改めて事実関係を調査してみた。私が厚生大臣の1996年、基礎年金番号の導入を省令で決め、実際に基礎年金番号導入したのは次の小泉厚生大臣に代わった1997年1月から。基礎年金番号の導入それ自体は誰が考えても必要なこと。基礎年金番号を導入するときには複数の制度に入っていた人の名寄せをすることになっていた。しかし実際の導入時に名寄せ作業がしっかり行われなかったために5000万件の不明が出たというのが事実関係。
http://www.dpj.or.jp/news/files/kankaiken.pdf

 私は、菅氏の言い分に理があるように思う。

 自民党と公明党は、菅氏に責任を負わせようとしているが、その理屈だと、「基礎年金番号」そのものがいけなかった、ということになる。でも番号が複数あることの非合理性は明らかで、「基礎年金番号」そのものは必要だったと思う。

 百歩譲って、「基礎年金番号」そのものが誤った政策だったとしても、番号導入の際には、閣議決定していたわけで、菅氏一人の意志ではない。当時の内閣には、橋本総理ほか、自民の議員が沢山いた。自民党議員が内閣のほぼ半数を占めていたんだから、そんなに悪い制度なら、阻止すればよかったじゃないか。普通に自分達だって賛成した政策なんだし、それ以前に、菅氏を任命したのも自民党総裁なわけで、今頃、自民は何をいっておるんだ?

 また、「基礎年金番号」の導入決定時の責任者は菅氏だが、その後の運用時における厚生大臣は、自民と公明じゃないか。在任期間一年に満たない導入決定者に全責任を押し付けて、十年近く対策をとらなかった運用者の責任は不問に帰す、なんてことが罷り通るわけがないのだが。

 そう、罷り通らない。なので、運用時のスケープゴートは、別にいます。

社会保険庁に蔓延する労働慣行を示す
102件もの覚書・確認事項には、信じられない文言が…!

・基礎年金番号化による業務処理の実施に当たって生ずる問題は、各年度の実施状況を踏まえ、別途協議。過去記録の整備については、業務処理方法を含め、別途協議する。
・基礎年金番号通知時の照会への対応は、各事務所臨時電話2台、全国でも600台設置、期間は2ヶ月のみ。
・オンライン化は社会保険事務所中心の考え方にたつもので、将来にわたり市町村と直結しない。一元化には同調しない。
・オンライン化の諸事項は、その都度事前に十分に話し合う。
・オンライン化に伴い定員削減しない。機械操作になじまない者に対してもこれに伴う退職勧奨は行わない。
・オンライン端末機操作にあたりノルマや実績表は作らない。定員削減や一方的配置転換は行わない。
・昼休みの窓口対応は必要最小限の体制で。
・パソコン導入は労働強化、労務管理につながらないものとする。

                  ↓

だから10年経っても、5000万口の未確認年金記録が残ってしまったのです。

                  ↓

与党は、社会保険庁を解体し、「日本年金機構」として非公務員化します。
旧社会保険庁の職員をいったん退職させて、まじめに仕事をする人だけを再雇用します。
主な業務は民間委託しますので、税金はぐっとかからなくなります。

このような民間ではありえない常識はずれの労働慣行を当局に認めさせた
社保庁の労働組合=自治労・国費評議会は、民主党の最大支持母体です。
政府・与党はどこに責任があるのか過去にさかのぼって徹底的な検証を行っていきます。
民主党は公務員の労働組合を守るため、社保庁改革に反対しています!!


 自民党には、こんなページもある。
 あきれた社会保険庁の実態

 まるで、週刊誌みたいな標題だが、れっきとした自民党のページである。このページからは、自民党が与党であったという自覚がまるで感じられぬ。

 以上をまとめると、

  制度導入時→菅直人氏の責任。
  導入後の運用→社会保険庁・自治労の責任。

 というれけで、国民の皆さん、自由民主党は、これっぽっちも悪くないんです。彼らの不始末から、国民を「救済」する、正義の政党。それが自由民主党なのです。わかりましたね?






 …って、分かるわけねーだろ。自治労に問題があるのは分かったけど、それを放置してきたのは、一体、どこの誰さ? 世論調査で支持率が急落して、狽てて「救済法案」を追加してきたクセに、正義の味方ぶりやがって。

 とにかく、自分達には責任はないかのごとき言い草が、一番頭にくる。自民党、まずは、国民の前で土下座することから始めろ。



 「社会保険庁改革ができないのは、労働組合のせい」
       ↓
 「民主党は、労働組合から支援を受けている」
       ↓
 「故に、民主党には、社会保険庁の改革はできない」

 この私製三段論法は、郵政選挙のときの論法そのまま。

 郵政選挙では、民主党が「前回の年金選挙」の再来を試みて、敗北した。今回は、自民党が「郵政選挙」の再来を試みて、敗北するものと思う。状況の異なる選挙で、同じ争点・戦法は、ほとんど通用しないことは、以前から述べているところ。公務員叩きで何度も選挙に勝とう、なんて虫がよすぎる。

 また以前、選挙で勝つには、「無党派に受けるタマの候補者」が必要とも書いたが、ここまで自民がダメだと、多少タマがよくてもダメかもしれない。あまりにも状況が変わりすぎた。

 東京選挙区で出馬する女性、泥舟とも知らずに乗っちゃって、気の毒。それとも、落ちるのは保坂氏か? せいぜい共倒れしないようにね。また、40議席台後半をとれば、国民新党との連立・無所属の一本釣り等で過半数維持を図れるかもしれないので、頑張ってください。私は民主に入れるますが。


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2007年06月01日(金) | 00:33:53 | トラックバック(1) | 政治

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最悪のクレーム対応術とは

いけていないクレーム対応にもいろいろあろうが、最悪のクレーム対応っぷりを生で見ることができた。自民党が作成した年金問題に関しての政策パンフレットがこれ。http://www.jimin.jp/jimin/kouyaku/pamphlet/pdf/2007_nenkin.pdf2ページ目に注目。「なぜ、このような事態

2007.06.02 | Not worth the aftermath

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